
イベント処理の基本(ActionListenerなど)
Swingアプリケーションにインタラクティブ性を追加するためには、イベント処理の仕組みを理解する必要があります。ユーザーの操作(ボタンクリック、キー入力など)に […]
Java Swingは、Javaの標準GUI(Graphical User Interface)ライブラリの一つで、豊富なコンポーネントと柔軟なカスタマイズ性を備えています。AWT(Abstract Window Toolkit)の後継として開発され、純粋なJavaコードで記述されるためプラットフォームに依存しないアプリケーションを作成できます。
Swingの主な特徴:
SwingはMVC(Model-View-Controller)アーキテクチャをベースに設計されています:
この分離により、各コンポーネントの動作と見た目を独立して変更できます。
Swingで使用する主なパッケージ:
javax.swing
– 主要なSwingコンポーネントが含まれるjava.awt
– 基本的なGUI機能とイベント処理(SwingはAWT上に構築されている)java.awt.event
– イベント処理クラス典型的なSwingアプリケーションは以下の要素で構成されます:
import javax.swing.*;
public class SimpleSwingExample {
public static void main(String[] args) {
// Swingコンポーネントはイベントディスパッチスレッドで作成する
SwingUtilities.invokeLater(() -> {
JFrame frame = new JFrame("初めてのSwingアプリ");
frame.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE);
frame.setSize(300, 200);
JLabel label = new JLabel("Hello, Swing!", SwingConstants.CENTER);
frame.add(label);
frame.setVisible(true);
});
}
}
これから以下のトピックを順に学んでいきます:
SwingはGUIプログラミングの基礎を学ぶのに最適なライブラリです。次の章からは、実際にコードを書きながら各要素を詳しく見ていきましょう。